これまでの動画&ブログでは主に稽留流産のお話をさせていただいていたんですけど、今回は化学流産についてちょっとあれこれお話してみようかなと思います。
現在奇跡的に妊娠が継続している私ですが、妊活を初めて約3年半、この期間内で化学流産をだいたい5~6回ほど経験してきました。
化学流産って何だろうというお話から、化学流産になってしまうまでの流れみたいなものまで化学流産にまつわるいろんなお話をしてみようかなと思います。
それではさっそくいってみましょう。
化学流産とは?
まず化学流産っていうのは、日本産科婦人科学会さんのホームページから引用させていただくと
尿や血液を用いた妊娠反応は出たものの、超音波検査で妊娠が確認できる前、つまり非常に早い段階に流産をしてしまった状態をいいます。
引用:日本産婦人科学会
と書かれてあります。
たしかに私がこれまでに経験した化学流産は、すべて妊娠検査薬では反応はあったものの、診察に至る前に流産してしまっていました。
化学流産の原因なんですけど、受精卵の質だと言われていて、やっぱり染色体異常とかがあると化学流産に繋がってしまうパターンが多いみたいですね。なので決して、お母さんの過ごし方が悪いとか、食べたものが悪いとかそんなんではなくて、赤ちゃんの状態が悪いことが主な原因だと言われているみたいです。
ちなみに私は不育症の治療もしていたんですけど、一般的に化学流産は流産としてはカウントしないようですね。妊娠検査薬があまりにも優秀になったが故に、化学流産がかなり増えてしまったというのが現状のようです。
私がずっとお世話になっている不育症専門のクリニックでは、化学流産を含めずに初期の流産を3回以上繰り返す場合や、妊娠中期以降で胎児死亡が一度でもあれば原因を調べることをおすすめしています。
これまで経験した化学流産について
ちなみに私が最初に化学流産を経験したのは、1回目稽留流産を経験した後でしたね。はじめての経験で「これはいったいなんだ!」という思いでめちゃくちゃ検索魔になったのを覚えています。
はじめての化学流産ということもあってものすごく印象に残っているんですけど、1回目の稽留流産から6か月後に妊娠検査薬で陽性が出たんです。使った検査薬はドゥ―テストという私がずっと愛用している妊娠検査薬なんですけど、この検査薬を高温期12日目くらいに使ったような覚えがあります。その時にまずは薄っすら陽性が出たんですよね。めちゃくちゃ嬉しくて、その日から連日で検査薬を使って濃さのチェックをしていました。
ちょっと失敗したのは、この時同じ検査薬を使っていないんですよ。1回目はドゥ―テスト、2日後はチェックファスト、更に2日後はクリアブルーみたいな。使っている検査薬がバラバラだったので、ちょっと分かりにくかったのですが、化学流産とはいえ、妊娠検査薬はある程度の濃さまでしっかり出ていました。
当時の写真があるのでちょっと出してみますね。苦手な方はご注意ください。
見てください、めちゃくちゃ分かりにくい(笑) ただ何となく、濃さがあんまり変わっていないように見えませんか? でもこの時の私は、とにかく陽性が出ていることの嬉しさでウハウハでしたね。
そして診察を数日先に控えたある日に、妊娠検査薬を使ってみると、なんとめちゃくちゃ線が薄かったんですよ。この時使ったのはチェックファストという検査薬ですね。目を凝らして、光を駆使してようやく見えるほどのうっすい線。
でも自分の中では良いように捉えたいので、ネットで検索魔になった時に「化学流産」というWordは何となくスルーしていて、「双子の場合は線が薄くなることがある」という記事ばかり信じようとしていましたね。
ちなみにこの時の基礎体温は、ものすごくガタガタしていました。生理予定日以降、すごくがたついていて、全然安定していませんでしたね。私の基礎体温って、超音波検査までいけた妊娠の時は、高温を維持したまま結構安定しているのが特徴なんですけど、この時の基礎体温はすごくガタガタ。そして徐々に下がっていって、線が薄くなってしまった翌日あたりにリセットしてしまいました。
正直、この時は結構ショックでしたね。はじめての稽留流産した後だったということもあるかもしれないんですけど、とにかく落ち込みました。ソファに座ってひとりで泣くこともありましたね。
でも化学流産をここではじめて経験できたことをプラスに捉え、着床する力はあると信じてまた前向きに頑張ることができました。そばで旦那もすごく支えてくれましたしね。
そしてその後も、数回化学流産を繰り返しています。化学流産を経験しすぎて、陽性が出ても、「いやいやまだ分からん」と疑ってかかるようになっていました。私もね、生理予定日より前に妊娠検査薬を使わなきゃいいのに、使っちゃうんですよね。こればっかりは本当自己責任でやっているので、しんどくなる方はやめておいた方が良いと思います。
まぁでもだんだんポジティブに考えられるようになってきて、化学流産になっても「今回は惜しかった!」と思えるようになっていましたね。大きい流産を4回も経験しているということも大きいと思いますが、メンタルは相当鍛えられていったと思います。
化学流産のパターン
はい最後にですね、私がこれまで経験した化学流産のパターンについてちょっとお話していこうと思います。
化学流産だと判断するのに、最も有効なのは基礎体温と妊娠検査薬かなと思います。リセット、要は出血することが一番分かりやすいかなとも思ったんですけど、私の場合着床出血をするタイプの人間だったので、出血だけでは何とも断定できませんでしたね。
私の基礎体温は本当に嘘をつかない分かりやすい体温なので、リセットするときは必ず低温期まで急降下します。それは妊娠していなくても化学流産を起こした時も同じですね。そしてさっきもお話したんですけど、化学流産の時は、基礎体温がすごくガタガタします。すごく不安定になる。ガタガタしながら徐々に下がっていくパターンもありました。
そして妊娠検査薬、これも判断材料になります。愛用していたドゥ―テストを使っての感覚になりますが、化学流産だった時、私はドゥ―テストの逆転現象を見たことがないですね。逆転現象というのは、必ず出る確認線よりも判定線の方が濃くなる現象のことをいいます。SNSでは「逆転現象になったのに、化学流産になった!」という方もいらっしゃるようなので、個人差はあるかと思いますが、私はある程度まで濃くはなるけど、それ以降だんだん薄くなっていきます。もしくはずっと薄いままで濃くならないパターンもあります。
なので妊娠検査薬で陽性が出た日から、私は連日検査薬を使って濃さのチェックをすることが日課になっていましたね。
それに基礎体温を合わせながら検証していたら、最近では「あ、今回は化学流産かな」と気付けるところまで極めていました。
そしてだいたい生理予定日から1週間後以内にリセットしています。診察にたどり着くことなく、だいたい1週間以内ですね。
最近だとこれは本当にしょうがないことだなと思えるようになっていましたし、大きな落胆もなく、次のタイミングに向けて体づくりを頑張ることができていました。
流産って本当につらいし、しんどいし、苦しいけど、『その場で立ち止まらない、前に進むことを考える』化学流産を含めて習慣流産が当たり前になっていた私たち夫婦にとってこれがすごく大事なモットーになっていましたね。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は化学流産について、いろいろお話をさせていただきました。実際に経験したことのある方も多かったかもしれませんね。
妊娠検査薬の反応の良さとフライング検査によって発見されることが多くなってきた化学流産ですが、私もまた妊活頑張る時が来た時には何度も経験してしまうかもしれないんですけど、それを糧にまた頑張れるように前向きに取り組めたらいいなと思ってます。